うさぎでよくみられる消化管の病気で、ストレスや不適切な食事、歯科疾患などが原因で消化管の運動が停滞した状態で、食欲がなく便が小さくなったり全く排便しなくなったりしてしまいます。
消化管の運動が停滞しますと、グルーミングなどで飲み込んだ毛が塊となり毛球が形成され完全に詰まってしまったり、腸内細菌のバランスが崩れ異常なガスを発生し鼓脹症になってしまうこともあります。また、まれに飲み込んだ異物によって消化管が詰まってしまうこともあります。完全な詰まりを起こしますと、ショック状態に陥って危険な状態となります。
治療は内科的に消化管の運動を回復する治療が中心となりますが、明らかに消化管閉塞を起こしている場合は外科的な治療(開腹手術)が必要となります。